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中国にて再び都市ロックダウン実施の可能性が高まり、米ドルは上昇し、原油価格は下落

中国の商業拠点である上海にて、感染力の強いBA.5オミクロン亜種が発見され、アジア株は下落、米国株先物や原油価格が下落し、米ドルは上昇しました。

この新たなコロナウィルス亜種の発見と集団検診の実施は、中国におけるコロナウィルスの更なる抑制リスクについての懸念を引き起こしました。

再度の都市ロックダウンは世界の物流供給に停滞をもたらし、国際貿易と世界経済の見通しに大きな打撃となる可能性があります。

圧力下にある、米国並びに欧州市場

物価上昇圧力、新たな利上げの可能性を伴う金融引き締め、そして世界経済減速の見通しが、引き続き全市場を覆っています。

欧州の株価指数は、2022年1-2月期の急落から回復の兆しを見せ金曜日には高値で引けました。

しかしながら、米国と欧州で今後発表される消費者物価指数は過去最高水準かそれに近い水準になる事が予想され、特に米国の消費者物価指数は上昇する事が予想される為、この回復基調は短期間で終わりとなる可能性があります。

今後発表されるCPIと金曜日の米非農業部門雇用者数が予想を上回った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)による75ベーシスポイントの利上げの可能性が示唆され、この利上げが世界の経済成長に大きく影響を与える可能性があります。

同時に、今週から発表される企業決算は、世界の株式市場を押し下げた景気後退懸念を強調する事となるでしょう。

米国債は堅調に推移していますが、イールドカーブが反転していることから景気後退の可能性が指摘されています。

英国ポンドは、ボリス・ジョンソン英首相が退任した後下落しました。

ドイツとその同盟国は、ガス供給の主要な導管がメンテナンスの為に停止する事から、ロシアからのガス流量が減少する可能性に備えています。

プーチン大統領は、ロシアのウクライナ侵攻後、欧州がウクライナを支援したことへの報復として、欧州へのガス供給を永久に停止する可能性もあります。

中国にて都市ロックダウンとなる可能性に伴い、原油は下落

原油市場では、中国の新たなコロナ抑制政策の実施が、原油需要に大きな打撃となる可能性がある事から、月曜日に原油価格が下落しました。

これは、上海で新たなオミクロン株亜種の最初の感染例が発見されたことにより、原油供給逼迫に対する懸念よりも、需要減退への懸念が上回った事に起因しています。

米ドルの上昇に伴い、金も下落

月曜日午前中のアジア市場では、ドル高を背景に金は下落傾向にて取引されていました。

米国非農業部門雇用者数が堅調で、利上げ観測が強まったことから、米ドルは上昇しました。

その他の貴金属では、銀が小幅高、プラチナが下落、パラジウムが急落となりました。

今週の注目事項:

今週全体の動き
ウェルズ・ファーゴ、モルガン・スタンレー、JPモルガン、シティグループによる決算発表

月曜日
ニューヨーク連銀総裁の講演
BOE総裁講演

火曜日  
BOE総裁講演

水曜日
韓国金利決定
ニュージーランド金利決定
米連邦準備制度理事会(FRB)ベージュブック
中国貿易

木曜日  
米国PPI
米失業保険申請件数

金曜日
中国GPD
中国主要経済指標
G20財務相会議開始
アトランタ連銀総裁講演