海外FX業者のスプレッド比較ランキング!最狭おすすめ口座を分かりやすく紹介

「海外FXのスプレッドって重要なの?」と感じている方は、この記事を最後まで読んだ方が良いかもしれません!

一見すると小さな額にしか感じないスプレッドですが、何度も取引を重ねることで、取引コストが少しずつ積み重なっていきます。

FX取引の利益を少しでも高めたいと思うなら、自分が利用する海外FX業者のスプレッドは事前に把握しておくことが大切です。

そこでこの記事では、スプレッドが狭い海外FX業者をランキング形式で紹介し、皆さんの海外FX業者探しのお手伝いします!

上記ランキングは、実際にリアルタイムスプレッドを確認した上で作成しています。

特に1位~3位の業者は主要通貨ペアのスプレッドはもちろんのこと、多くのトレーダーから人気があるゴールド(XAU/USD)でも狭いスプレッドを提供しています。

迷ったらここ!
  • ThreeTrader:Rawゼロ口座
    └ ドル円(USDJPY)やユーロドル(EURUSD)は業界最狭スプレッド
    解説を読む
  • Exness:ロースプレッド口座
    └ ゴールド(XAUUSD)のスプレッドがとにかく狭い
    解説を読む
  • Vantage Trading:RAW ECN口座
    └ 低スプレッド×豪華ボーナスで効率よく収益アップ
    解説を読む

取引コストを少しでも抑えてFXトレードしたい方にぴったりの内容なので、ぜひ最後まで目を通してみてください。

目次

海外FXのスプレッドとは?

海外FXにおけるスプレッドとは、取引通貨ペアの売値と買値の差を意味します。

USD/JPYがそれぞれ「買値150.010」「売値150.000」の時、差分の0.010円(=1pips)がスプレッドにあたります。

スプレッドは1回の取引ごとに発生するため、スプレッドが狭い口座を使う方がコストを抑えられます。

スプレッドが広いと取引コストが増える

上記で説明したように、スプレッドは通貨ペアの売値(Bid)と買値(Ask)の差なので、トレーダーにとって取引コストになります。

以下の表を確認して、スプレッドが取引コストにどのような影響を与えるか確認してみましょう。

スクロールできます
スプレッド1lotあたりのコスト年間100lot取引した場合のコスト
0.5pipsの時500円50,000円
1.0pipsの時1,000円100,000円
2.0pipsの時2,000円200,000円

上記の表から分かるように、スプレッドが0.5pips広がるだけで年間の取引コストが5万円増加する可能性があります

特にスキャルピングやデイトレードなど頻繁に取引を行う場合は、スプレッドの影響を事前に頭に入れてトレードすることをおすすめします。

STP方式とECN方式でスプレッドの大きさが異なる

海外FX業者の取引方式には、STP方式とECN方式の2種類があります

STP方式は、海外FX業者がLP(リクイディティプロバイダー)から提示されたレートと顧客の注文をマッチさせることで取引を成立させる方式です。

取引の仲介を海外FX業者が行うため、その仲介手数料として「スプレッド」が発生します。

一般的に、スタンダード口座のような口座タイプはこのSTP方式を採用しています。

ECN方式は海外FX業者を介さずに、市場参加者同士の注文を自動でマッチさせる取引方式です。

海外FX業者の仲介なしで取引が成立するため、ECN方式ではスプレッドが発生しません。

その代わり、ECN方式では取引手数料が別途かかるので注意が必要です。

・STP方式の口座タイプ→スプレッドが発生
・ECN方式の口座タイプ→スプレッドが狭いかわりに取引手数料が発生

スプレッドが狭いおすすめ海外FX業者ランキング【2025年最新】

上記で解説したように、スプレッドが狭い海外FX業者を利用することで取引コストを抑えられます。

なるべく取引にかかる無駄なコストを減らして、FXトレードでの収益を最大化したいという方は、以下で紹介するスプレッドが狭い海外FX業者ランキングを参考にしてみてください。

ECN方式を採用する口座タイプの場合、取引手数料もあわせた実質スプレッドを記載しています。

業者名USDJPYEURUSDGBPUSDXAUUSD
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.6pips0.4pips0.7pips1.2pips
Exness
ロースプレッド口座
0.7pips0.7pips0.7pips1.1pips
VantageTrading
RAW ECN口座
0.9pips0.6pips0.6pips1.3pips
XS.com
エリート口座
0.7pips0.6pips0.7pips1.8pips
HFM
プロ口座
1.3pips0.7pips0.8pips1.7pips
TradersTrust
プロ口座
1.1pips0.8pips1.1pips2.1pips
XMTrading
KIWAMI極口座
1.3pips1.1pips1.3pips2pips
AXIORY
ナノ/テラ口座
1.2pips1.0pips1.0pips3.7pips
海外FX業者の実質スプレッド比較ランキング

上記のランキングに入った海外FX業者について詳しく解説します。

1位:ThreeTrader(Rawゼロ口座)

threetraderオリジナル画像

スプレッドが狭い海外FX業者ランキング第1位は、ThreeTraderのRawゼロ口座です。

ThreeTraderは業界トップクラスの狭いスプレッドを提供する海外FX業者として有名で、最近はサッカー日本代表の堂安選手をPR起用するなど、知名度がますます高まっています。

主要通貨ペアのスプレッドを比較してみると、ドル円(USD/JPY)とユーロドル(EUR/USD)において、全業者で最も狭いスプレッドになっていることが分かりました。

通貨ペアスプレッド
USDJPY0.6pips
EURUSD0.4pips
GBPUSD0.7pips
XAUUSD1.2pips

Rawゼロ口座の実質スプレッドが低い理由は、取引手数料が他業者よりも圧倒的に低いからです。

ECN口座の場合、通常6~10ドルほどの取引手数料がかかるところ、ThreeTraderのRawゼロ口座は「往復4ドル」のみ。

スキャルピング取引も可能で、最大レバレッジ1000倍で取引できる点も魅力の一つ。

なるべく取引コストを抑えて海外FXトレードに挑戦したい方は、ぜひThreeTraderのRawゼロ口座を使ってみてください。

2位:Exness(ロースプレッド口座)

exnessオリジナル画像

スプレッドが狭い海外FX業者ランキング第2位は、Exnessのロースプレッド口座です。

Exnessと言えば無制限レバレッジが大きな特徴の一つですが、実質スプレッドの狭さでも他業者より魅力が高いです。

特に多くのFXトレーダーから人気があるゴールド(XAU/USD)において、海外FX業者の中で最も狭いスプレッドで取引可能となっています。

通貨ペアスプレッド
USDJPY0.7pips
EURUSD0.7pips
GBPUSD0.7pips
XAUUSD1.1pips

Exnessのロースプレッド口座は、取引手数料が「往復7ドル」と少し高めに設定されています。

しかし、スプレッド自体が非常に狭く設定されているため、実質スプレッドも低く抑えられているので安心です。

Exnessは最大レバレッジ無制限を利用できるだけでなく、ロスカット水準が0%に設定されているため、効率よく収益アップを目指せるブローカーと言えます。

とにかく取引スペックが高い海外FX業者を使いたいと思うなら、Exnessの利用がおすすめです!

3位:Vantage Trading(RAW ECN口座)

vantageオリジナル画像

スプレッドが狭い海外FX業者ランキング第3位は、Vanage TradingのRAW ECN口座です。

Vantageは豪華なボーナスキャンペーンと魅力的な取引スペックを併せ持つ新興ブローカーで、最近その勢いが増しています。

ボラティリティの高さで人気があるポンドドル(GBP/USD)のスプレッドは、海外FX業者の中で最も狭い設定になっています。

通貨ペアスプレッド
USDJPY0.9pips
EURUSD0.6pips
GBPUSD0.6pips
XAUUSD1.3pips

VantageのRAW ECN口座は実質スプレッドが狭いだけでなく、豪華なボーナスキャンペーンの対象口座である点も魅力の一つです。

スプレッドが狭い海外FX業者の場合、ボーナスキャンペーンを実施していないところが多いです。

しかし、VantageのRAW ECN口座は口座開設ボーナスや入金ボーナスの対象口座なので、スプレッドが狭い環境でボーナスを利用したハイレバトレードが可能となります。

Vantageのボーナスキャンペーン
  • 口座開設ボーナス:15,000円
  • 入金ボーナス:最大120%(受け取り上限150万円)

魅力的な取引スペック×豪華なボーナスで海外FXにチャレンジしたい方は、VantageのRAW ECN口座がおすすめです。

4位:XS.com(エリート口座)

xs.comオリジナル画像

スプレッドが狭い海外FX業者第4位はXS.comのエリート口座です。

XS.com(エックスエス)は最近日本市場に参入してきた海外FX業者で、優れた取引スペックを提供している点で人気が高まっています。

XS.comには7種類の口座タイプが用意されており、そのうちエリート口座で非常に狭いスプレッドが提供されています。

XS.comのエリート口座におけるスプレッドを確認してみましょう。

通貨ペアスプレッド
USDJPY0.7pips
EURUSD0.6pips
GBPUSD0.7pips
XAUUSD1.8pips

上記表からも、非常に狭いスプレッドで取引できることが分かると思います。

また、メジャー通貨タイプはもちろんのこと、ゴールド(XAUUSD)も他社と比べて非常に狭い水準のスプレッドになっていておすすめです!

5位:HFM(プロ口座)

hfmオリジナル画像

スプレッドが狭い海外FX業者ランキング第5位はHFMのプロ口座です。

HFMは2010年から運営しており、長年の実績を持つ信頼性の高い海外FX業者です。

HFMのプロ口座はスプレッドが狭く設定されているにも関わらず、取引手数料が無料となっています。

HFMのプロ口座におけるスプレッドは、以下の通りです。

通貨ペアスプレッド
USDJPY1.3pips
EURUSD0.7pips
GBPUSD0.8pips
XAUUSD1.7pips

ユーロドル(EURUSD)やポンドドル(GBPUSD)などの通貨ペアで、1pips以下の実質スプレッドで取引可能です。

また、ゴールド(XAUUSD)でも魅力的なスプレッドで取引できます。

さらに、主要通貨ペアでスワップフリーを活用できる点もHFMの魅力です。

取引スペックが高く人気が高まっているHFMを使って、取引コストを抑えてトレードを行ってみてください。

6位:TradersTrust(プロ口座)

traderstrustオリジナル画像

スプレッドが狭い海外FX業者ランキング第6位は、TradersTrustのプロ口座です。

TradersTrustは15年という長い運営実績がある海外FX業者で、取引環境が優れているという評判・口コミがあります。

プロ口座は狭いスプレッド設定になっており、取引手数料も往復6ドルなので、実質スプレッドは低く抑えられます。

通貨ペアスプレッド
USDJPY1.1pips
EURUSD0.8pips
GBPUSD1.1pips
XAUUSD2.1pips

TradersTrustのプロ口座は最大3000倍のレバレッジを利用できるため、低コスト×ハイレバレッジトレードが可能です。

約定拒否・リクオートなしの約定力やcTraderを使えるなど、取引スペックが高いので、効率よく利益を出したいトレーダーにおすすめできます。

7位:XMTrading(KIWAMI極口座)

xmオリジナル画像

XMTradingは日本人からの人気が絶大な海外FX業者で、非常に多くのトレーダーが利用しています。

そんなXMTradingが2022年に新しくリリースしたKIWAMI極口座は、全口座タイプの中で取引コストが最も小さい口座タイプです。

XMTradingのKIWAMI極口座におけるスプレッドは、以下の通りです。

通貨ペアスプレッド
USDJPY1.3pips
EURUSD1.1pips
GBPUSD1.3pips
XAUUSD2.0pips

XMTradingのKIWAMI極口座は取引手数料が無料なので、表示されているスプレッドが実質的な取引コストとなります。

過去に出金拒否の事例もなく、安心してFXトレードできる点がXMTradingの大きな魅力。

また、スプレッドが狭い口座タイプにもかかわらず口座開設ボーナス13,000円を受け取れる点も評価が高いです。

スプレッドが狭くて安全性の高い業者を使いたい方は、XMTradingのKIWAMI極口座が良いでしょう

8位:AXIORY(ナノ口座・テラ口座)

axioryオリジナル画像

AXIORYは安全性と取引スペックが高く、実力のあるトレーダーに人気の海外FX業者です。

AXIORYが提供するナノ口座とテラ口座は、実質スプレッドが狭く、取引コストを抑えてトレードできます。

AXIORYのナノ口座・テラ口座におけるスプレッドは、以下の通りです。

通貨ペアスプレッド
USDJPY1.2pips
EURUSD1.0pips
GBPUSD1.0pips
XAUUSD3.7pips

ゴールド(XAUUSD)のスプレッドはランキング上位の業者と比較すると高めですが、主要通貨ペアのスプレッドは他業者に負けない水準です。

AXIORYは海外FX業者の中で唯一「信託保全」を採用しています。

自分が預け入れた資金を安全に管理してくれるので、安心してFXトレードに専念できます。

約定力が高く、スキャルピングに適している取引ツールcTraderを使用できる点も魅力の一つです。

スプレッドの狭さ以外の特徴・要素も徹底比較して作成した「海外FX業者おすすめランキング」は以下記事をご覧ください。

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通貨ペア別スプレッドが狭い海外FX業者

海外FXでは、取引する通貨ペアによってスプレッドが異なります。

主要な通貨ペアのスプレッドを海外FX業者ごとに比較し、それぞれの特徴を解説します。

主要な通貨ペアの比較
  • ドル円の取引コストが狭いおすすめ海外FX業者
  • ユーロドルの取引コストが狭いおすすめ海外FX業者
  • ポンド円の取引コストが狭いおすすめ海外FX業者
  • ゴールドの取引コストが低いおすすめ海外FX業者

ドル円(USD/JPY)の取引コストが狭いおすすめ海外FX業者

ドル円(USD/JPY)は、最も人気のある通貨ペアです。

ドル円のスプレッドが狭い海外FX業者のランキングは以下の通りです。

業者名USDJPY実質スプレッド取引手数料
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.6pips往復4ドル
Exness
ロースプレッド口座
0.7pips往復7ドル
XS.com
エリート口座
0.7pips往復6ドル
VantageTrading
RAW ECN口座
0.9pips往復6ドル
TradersTrust
プロ口座
1.1pips往復6ドル

1位のThreeTraderのRawゼロ口座は、スプレッドが狭いうえに取引手数料も非常に小さく設定されています。

ユーロドルの取引コストが狭いおすすめ海外FX業者

ユーロドル(EUR/USD)のスプレッドが狭い海外FX業者のランキングは以下の通りです。

業者名EURUSD実質スプレッド取引手数料
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.4pips往復4ドル
VantageTrading
RAW ECN口座
0.6pips往復6ドル
XS.com
エリート口座
0.6pips往復6ドル
Exness
ロースプレッド口座
0.7pips往復7ドル
HFM
プロ口座
0.7pips往復7ドル

ThreeTraderのRawゼロ口座は、ユーロドルのスプレッドでも業界最狭水準です。

ポンドドル(GBP/USD)の取引コストが狭いおすすめ海外FX業者

ポンドドルのスプレッドが狭い海外FX業者ランキングをまとめます。

業者名GBPUSD実質スプレッド取引手数料
VantageTrading
RAW ECN口座
0.6pips往復6ドル
ThreeTrader
Rawゼロ口座
0.7pips往復4ドル
Exness
ロースプレッド口座
0.7pips往復7ドル
XS.com
エリート口座
0.7pips往復6ドル
HFM
プロ口座
0.8pips往復6ドル

ポンドドルで最も狭いスプレッドを提供しているのがVantageのRAW ECN口座です。

VantageのRAW ECN口座は口座開設ボーナス15,000円の対象口座にもなっているので、ポンドドルのトレードをとにかくお得に始めることができます。

ゴールド(XAU/USD)の取引コストが低いおすすめ海外FX業者

ゴールド(XAU/USD)のスプレッドが狭い海外FX業者ランキングは以下の通りです。

業者名XAUUSD実質スプレッド取引手数料
Exness
ロースプレッド口座
1.1pips往復7ドル
ThreeTrader
Rawゼロ口座
1.2pips往復4ドル
VantageTrading
RAW ECN口座
1.3pips往復6ドル
XS.com
エリート口座
1.8pips往復6ドル
XMTrading
KIWAMI極口座
2.0pipsなし

ゴールド(XAU/USD)で最も狭いスプレッドを提供するのがExnessのロースプレッド口座です。

ゴールドはボラティリティも大きく、多くのFXトレーダーがから人気の高い銘柄の一つです。

ゴールド取引に最適な海外FX口座を比較検討したい方は「海外FXのゴールド取引(XAUUSD)おすすめ業者を紹介!相場の特徴や取引条件も解説」を併せてご覧ください。

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海外FX業者のスプレッドを比較する際のポイント

スプレッドや取引手数料が低い海外FX業者を探す際には、以下のポイントを意識してください。

海外FX業者のスプレッドを比較する際のポイント
  • 口座タイプによるスプレッドの違いを意識する
  • 平均/最小スプレッドを区別する
  • 取引手数料も含めた実質スプレッドを意識する
  • 早朝や経済指標発表時のスプレッドの広がりやすさを確認する
  • スキャルピングが可能か確認する

口座タイプによるスプレッドの違いを意識する

海外FX業者は複数の口座タイプを提供しています。

各口座タイプによってスプレッドが異なるため、口座タイプごとのスプレッドを比較することが大切です

基本的に、スタンダード口座のような一般的な口座タイプに比べて、ECN方式を採用する口座タイプの方がスプレッドは狭いです。

その他、ボーナスキャンペーンの対象外となっている口座タイプの方がスプレッドが狭めに設定されていることが多いので、判断材料の一つにしてみてください。

平均/最小スプレッドを区別する

海外FX業者が公式サイトで公表しているスプレッドは、平均スプレッドと最小スプレッドの2種類あります。

2種類のスプレッド
  • 平均スプレッド:平均的なスプレッド
  • 最小スプレッド:最も低いスプレッド

「ドル円の最小スプレッド0.1pips」と公表している場合でも、平均スプレッドは高い場合もあります。

最小スプレッドだけでなく、平均スプレッドも確認しましょう

取引手数料も含めた実質スプレッドを意識する

ECN口座の場合、スプレッドが狭い代わりに取引手数料が設けられています

そのため、スプレッドと取引手数料を合わせた実質スプレッドを計算する必要があります。

主要業者の取引手数料
  • ThreeTraderのRAWゼロ口座→往復4ドル/ロット
  • Exnessのロースプレッド口座→往復7ドル/ロット
  • VantageのRaw ECN口座→往復6ドル/ロット

上記例のように、1ロットの往復取引ごとに4~10ドルの取引コストがかかるので覚えておきましょう。

ECN口座の場合、スプレッドのみの表示が最低0.0pip~となっており、非常に小さな取引コストで済むと勘違いしがちです。

取引手数料もあわせた実質スプレッドをしっかり確認しましょう!

早朝や経済指標発表時のスプレッドの広がりやすさを確認する

海外FXのスプレッドは、固定スプレッドではなく変動スプレッドが一般的です。

常にスプレッドが動き続ける変動スプレッドの場合、スプレッドの数字が広がりやすくなるタイミングがいくつかあります。

スプレッドが広がりやすくなるケース
  • 早朝(日本時間5:00〜7:00頃)
  • 経済指標発表時
  • 重要なニュース発表時
  • 市場の流動性が低下する時間帯

一部の業者ではスプレッドが通常の2〜3倍になることもあるため、自分が取引をする時間帯でのスプレッドを確認しておきましょう。

スキャルピングが可能か確認する

スプレッドが狭い海外FX業者を探している方の中には、短時間で売買を繰り返すスキャルピング取引手法に興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

スプレッドが狭い業者は1回の取引にかかるコストが小さいため、短時間で何度も取引を繰り返すスキャルピングに適しています。

しかし、全ての海外FX業者がスキャルピングを許可しているわけではありません

スキャルピングを主な取引手法とする場合は、明確に許可している業者を選びましょう。

スキャルピングOKの業者をすぐに調べたい方は「海外FXでスキャルピングに最適なおすすめ口座!手法や勝てない原因もあわせて解説」をご覧ください。

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海外FXと国内FXのスプレッド比較

ここからは、海外FXと国内FXのスプレッドを比較します。

海外FXと国内FXには以下のような違いがあります。

海外FXと国内FXの違い
  • 変動制と固定制の違い
  • 単位の違い
  • 口座タイプによる違い

変動制と固定制の違い

海外FXでは変動制スプレッドが主流ですが、国内FXの場合多くの業者が固定スプレッドを採用しています。

スクロールできます
海外FX国内FX
スプレッド変動制スプレッドが主流固定制スプレッドが主流
メリット市場安定時は狭いスプレッドで取引可能常に一定のスプレッドで取引可能
デメリット市場が不安定な時はスプレッドが広がる市場が不安定でもスプレッドは変わらない

海外FXではドル円のスプレッドが1pips未満でも、経済指標発表時などに3pips以上に広がる可能性があります。

国内FXでは固定のスプレッドを提供しているため、経済指標発表時などでもスプレッドが高くなりません。

スプレッドを表す単位の違い

海外FXと国内FXでは、スプレッドを表す単位が異なります

スプレッドを表す単位の違い
  • 海外FX:pips
  • 国内FX:銭(円を含む通貨ペアの場合)

単位の違いと円の換算方法は、以下の通りです。

通貨ペア1pips1銭
USDJPY0.01円0.01円
EURUSD0.0001ドル0.01円
GBPUSD0.01円0.01円

海外FXでは、全ての通貨ペアでpipsを使用します。

国内FXでは円を含まない通貨ペアの場合「ポイント」など、銭以外の単位を使用する場合があるので覚えておきましょう。

口座タイプによる違い

海外FXと国内FXは、提供される口座タイプに違いがあります。

海外FX国内FX
口座タイプ複数を用意
(スタンダード・ECN・ゼロ口座など)
通常1種類
スプレッドの幅口座タイプによって異なる基本的に一定
取引手数料口座タイプによって異なる(無料or有料)通常無料

国内FXでは口座タイプの違いはほとんどなく、通常は1種類の口座で固定スプレッドを提供しています。

一方、海外FXは複数の口座タイプを用意しており、スプレッドが狭い口座を用意している業者が多いです。

海外FXは口座の選択肢が多く、自分の取引スタイルに合わせて口座を選択可能です

海外FXのスプレッドをリアルタイムで確認する方法

海外FXのスプレッドは常に変動しているため、リアルタイムで確認しましょう。

スプレッドをリアルタイムで確認する方法は以下の通りです。

スプレッドをリアルタイムで確認する方法
  • MT4・MT5での確認方法
  • 各海外FX業者のウェブサイトでの確認方法

MT4・MT5での確認方法

MT4とMT5は、多くの海外FX業者が採用している人気の取引ツールです。

MT4・MT5でスプレッドを確認する方法を簡単に紹介します。

スプレッドを確認する方法
  1. MT4またはMT5にログインする
  2. 気配値表示のウィンドウを開く
  3. 表示されている通貨ペアの「Bid」と「Ask」の差を確認する

MT4・MT5での主要通貨ペアのスプレッド表示例は、以下の通りです。

通貨ペアBidAskスプレッド
USDJPY110.123110.1280.5pips
EURUSD118,123118,1280.5pips
GBPJPY152.345152.3551.0pips
XAUUSD1785.451785.6520pips

各海外FX業者のウェブサイトでの確認方法

多くの海外FX業者は、公式サイトでリアルタイムのスプレッドを公開しています

公式サイトで確認できるため、取引をしている海外FX業者で確認しましょう。

またリアルタイムのスプレッド情報だけでなく、過去のスプレッドも確認できることが多いです。

よくある質問

最後に、海外FXのスプレッドに関するよくある質問について回答していきます。

スプレッドに関するよくある質問
  • 海外FXのスプレッドはなぜ変動するのですか?
  • 海外FXでスプレッドがゼロの口座はありますか?
  • 海外FXのスプレッドは国内FXより広いですか?
  • 海外FXでのビットコインのスプレッドはどうですか?

海外FXのスプレッドはなぜ変動するのですか?

海外FXのスプレッドが変動する主な理由は、以下の通りです。

  • 市場の流動性の変化
  • 経済指標の発表
  • 政治的なイベント
  • 取引量

特に経済指標の発表の際は相場が大きく変動するため注意しましょう。

海外FXでスプレッドがゼロの口座はありますか?

海外FXでは、スプレッドがゼロ(0.0pip)の口座がいくつかあります。

例えば、ThreeTraderのRawゼロ口座のUSD/JPY最低スプレッドは0.0pipです。

ただし、スプレッドがゼロの口座では取引手数料が発生するので注意が必要です。

海外FXのスプレッドは国内FXより広いですか?

一般的に、海外FXのスプレッドは国内FXよりも広い傾向にあります。

しかし、口座タイプや取引条件によってはスプレッドが狭いケースも多いです。

海外FX業者は変動制のスプレッドを採用していることが多いため、時間帯によってスプレッドが違います。

海外FXにおけるビットコインのスプレッドはどうですか?

ビットコイン(BTC/USD)のスプレッドは、通常の通貨ペアよりも広い傾向にあります。

主要な海外FX業者のビットコインのスプレッドは、以下の通りです。

  • ThreeTrader:3.8pips
  • XMTrading:74pips

ビットコインのスプレッドは市場の状況によって大きく変動するため、取引前に必ず公式サイトでスプレッドを確認しましょう。

まとめ

今回は、海外FXのスプレッドについて徹底解説してきました。

海外FX業者のスプレッド比較ランキングを見れば、どの海外FX口座が狭いスプレッドを提供しているのか一目で分かると思います。

スプレッドは取引ごとに発生するため、気づかぬうちに大きな取引コストを支払っていることもあり得ます。

特に短期間で何度もトレードを行うスキャルピングトレーダーは、事前に把握しておくことが重要です。

ぜひ当記事を参考にして、スプレッドについて理解を深めてください。

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