ピップとは、「パーセンテージ・イン・ポイント」または「プライス・インタレスト・ポイント」の略で、簡単に言えば、2つの通貨間の価格の変化を表すのに使用される単位のことです。ピップは、FX取引において、通貨ペアのスプレッド(買値と売値の差)を計算し、取引で得られる利益または損失を表すために使用されます。スプレッドについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
FXの価格が4桁で表示されていた頃、ピップは価格の最小の変化を表していました。より正確な価格設定のために、現在では一部の商品に5桁表示が導入されていますが、これによってピップの小数点以下の位置が変わることはありません。
ピップの読み方
2桁と4桁で表示されている価格の場合、ピップは最後の桁での最小の変化量となります。
- 例1:1.00と1.01の差は1ピップです。
- 例2:1.0000と1.0001の差は1ピップです。
小数点以下3桁および5桁で表示される価格の場合、市場価格の最小の変化はポイントまたはピペットと呼ばれ、1ピップ=10ポイントとなります。
- 例3:1.000と1.001の差は、1ポイントまたは0.1ピップです。
- 例4:1.00000と1.00001の差は、1ポイントまたは0.1ピップです。
さて、なぜピップが重要なのでしょうか?それは、ピップには実際に金銭的な価値があるからです。
ピップ値の計算方法は?
FXペアのピップ値を計算するには、以下の例をご参照ください。
- 円以外のペアの相場通貨でのピップ値を計算するには、次のような式になります。
- 契約サイズ*ロットサイズ*ピップ(小数で表示)=そのペアの引用通貨でのピップ値
- 例えば、EURUSDで1ロットの取引を行う場合、契約サイズ100,000* ロットサイズ1* 小数でのピップ値0.0001 = 10 USDとなります。
- 日本円が決済通貨のペアでのピップ値を計算するには、次のような計算式になります。
- 契約サイズ*ロットサイズ*ピップ=そのペアの相場通貨でのピップ値
- 例えば、米ドル円を1ロットで取引したい場合、契約サイズ100,000* ロットサイズ1 * 小数でのピップ値0.01 = 1,000円となります。
取引しているFXペアの決済通貨がお客様の口座の通貨と異なる場合、決済通貨のピップ値をお客様の口座の通貨に変換する必要があることに留意してください。 この変換は取引プラットフォーム内で自動的に行われますが、取引を開始する前にこちらをクリックして弊社の通貨換算機にアクセスして確認することもできます。
ピップ計算機
リスクをより効果的に管理するためには、お客様の口座の通貨でのピップの価値を知ることが重要です。手動でピップ値を計算できると便利ですが、TradersTrustではピップ計算機を含む様々な取引ツールを提供しており、こちらからアクセスできます。
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