今週のマーケット・イベント:
以下の最新情報を入手し、備えよましょう。
カナダドル消費者物価指数(前年同月比)(1月):
カナダ統計局が毎月発表する消費者物価指数(CPI)は、カナダの消費者の物価の変動を、一定の商品・サービスバスケットのコストを比較することで表しています。前年同月比は基準月の物価を前年同月と比較したものです。一般的に、高い数値はカナダドル(CAD)にとって強気と見なされ、低い数値は弱気と見なされます。
米ドル S&P 世界製造業購買担当者景気指数(2月):
S&Pグローバル製造業購買担当者景気指数(PMI)は毎月発表され、米国製造業の景況感を測る先行指標です。データは、製造業の民間企業の上級管理職を対象とした調査から得られたものです。調査回答は、前月と比較して当月に変化があればそれを反映し、国内総生産(GDP)、鉱工業生産、雇用、インフレなどの公式データ系列の変化傾向を予測することができます。50を上回る数値は、製造業景気が全般的に拡大していることを示し、米ドル(USD)にとって強気のサインとなります。一方、50を下回る数値は、製造業の活動が全般的に低下していることを示し、米ドルにとっては弱気材料となります。
米ドル FOMC議事録
連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録は通常、政策決定日から3週間後に公表されます。投資家はこの議事録で、票決の分かれ目とともに政策見通しに関する手掛かりを探します。強気なスタンスはドル相場を押し上げ、弱気なスタンスはドルにとってマイナスとなります。FOMC議事録は、FOMCの政策声明とは異なり、発表前に報道機関が入手することができないため、市場の反応は遅れる可能性があることに留意する必要があります。
ユーロHCOB総合PMI(2月): S&Pグローバルとハンブルグ商業銀行(HCOB)が毎月発表する総合購買担当者景気指数(PMI)は、ユーロ圏の製造業とサービス業の民間企業活動を測る先行指標です。データは経営幹部に対するアンケート調査から得られたものです。各回答は、企業の規模と、その企業が属するサブセクターが占める製造業またはサービス業の総生産額への貢献度に応じて重み付けされています。調査回答は、前月と比較して当月に変化があればそれを反映し、国内総生産(GDP)、鉱工業生産、雇用、インフレといった公式データ系列の変化傾向を予測することができます。