今週のマーケット・イベント::
以下の最新情報を入手し、備えよましょう。
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JPY 日銀金利決定:
日本銀行(BOJ)は、8回予定されている年次総会の後に金利決定を発表する予定です。一般的に、日銀が経済のインフレ見通しについてタカ派的な見解を示し、金利を引き上げる場合、日本円(JPY)にとっては強気材料となります。同様に、日銀が日本経済に対してハト派的な見解を示し、金利を据え置くか引き下げる場合は、通常、日本円にとって弱気とみられます。
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CAD 消費者物価指数(前年同月比)(2月):
消費者物価指数(CPI)は、カナダ統計局が毎月発表するもので、カナダの消費者の物価の変動を、一定の商品・サービスバスケットのコストを比較することで表しています。前年同月比は基準月の物価を前年同月と比較したものです。一般に、カナダドル(CAD)にとって、高い数値は強気と見なされ、低い数値は弱気と見なされます。
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USD 連銀金利決定:
米連邦準備制度理事会(FRB)は金融政策を審議し、年8回の事前会合で金利を決定します。FRBには、インフレ率を2%に維持することと、完全雇用を維持することの2つのミッションがあります。これを達成するための主な手段は金利の設定であり、FRBが銀行に貸し出し、銀行が互いに貸し合う際の金利です。利上げを決定すれば、外国資本の流入が増えるため、米ドル(USD)は上昇する傾向にあります。利下げを決定した場合、より高いリターンを提供する国に資本が流出するため、米ドル安になる傾向があります。
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CHF スイス国立銀行(SNB)記者会見:
スイス国立銀行(SNB)は、3月、6月、9月、12月に開催される四半期ごとの理事会後に記者会見を開き、金利の決定と今後の経済予測を行います。記者会見は2部構成で、まず用意された声明文が読み上げられ、その後記者からの質問を受け付けます。質問はしばしば台本にない答えを導き出し、市場のボラティリティを高めます。ハト派的な発言はスイスフラン(CHF)を上昇させ、ハト派的なメッセージはスイスフラン(CHF)を下落させる傾向があります。