前回、MT4の残高の概念(前回の記事へのハイパーリンク)をご紹介しましたが、今回はお客様の口座の財務に関連するもう一つの概念、有効証拠金をご紹介します。この記事では、有効証拠金とは何か、何のために使われるのか、そして残高とどう違うのかを説明します。
有効証拠金とは?
有効証拠金とは、ある時点でのお客様の口座にある総資本のことで、未決済の取引による未確定利益または損失を含みます。この金額には、お客様の残高、手数料、クレジットやボーナス、取引による未確定損益、スワップなどが反映されます。
以下の式は、お客様の有効証拠金を反映したものです。
有効証拠金 = 残高 + クレジット + 損益 + スワップ + 手数料
有効証拠金の目的は何ですか?
有効証拠金は、お客様が常に取引口座にどれだけの資金を持っているかを示します。
有効証拠金は、口座内の利用可能な資金に手数料を加えたもの、または差し引いたものであることにご留意ください。このデータをもとに、金融市場での次のステップを決めることができます。
有効証拠金と残高の違いは何ですか?
残高には、Traders Trustから受け取るボーナス、未決済の取引、関連する手数料や費用は反映されていません。
例えば、以下のようになります。
Traders Trustで取引口座を開設し、1,000ドルの資金を入金した場合、MT4プラットフォームでは、残高と有効証拠金は1,000ドルと表示されます。取引が行われていない間は、お客様の残高は常に有効証拠金と同じになります。
200%ご入金ボーナスのようなボーナスを受け取った場合、お客様の残高は1,000ドルのままで、クレジットは2,000ドル、有効証拠金はこれらすべての値を含んでいるため3,000ドルになります。
ポジションを保有している場合は、残高は1,000ドルのままですが、未決済の取引の未確定損益に応じて自己資本が変化します。残高は、開いた取引の損益、口座手数料、取引を開始した商品のスプレッド、取引を開始した期間に応じて口座に請求されたスワップや保管料などに応じて変化します。
つまり、残高には口座内の資金のみが反映され、有効証拠金には取引の利益や損失、クレジット、手数料などが含まれます。
Traders Trustの教育記事でトレーディングの知識を深め、得られた知識をより賢明な投資判断にお役立てください。