Skip links

米ドルと原油価格が上昇する形で2022年開始するも、コロナウィルス亜種オミクロン株感染拡大

2022年初の月曜日の朝、日本・中国・オーストラリア・ニュージーランドなどアジア諸国における主要な市場が年始祝祭日として休場している中、アジア圏内では米ドルが高値で取引されました。米国の株式先物価格は上昇したものの、依然としてアジア諸国における株価は低迷傾向を示していました。

“香港市場では、多額の負債を抱えた中国不動産開発会社として知られる中国常勝集団(エバー・グランデグループ)株式の取引が停止されたものの、停止理由については明らかにされていません。

一方、米国株価指数、S&P500とNasdaq100における価格は、2022年初日となる1月3日上昇を記録しました。”
本日月曜日に発表されたデータによると、アジア諸国における工業成績は前年12月に引き続き拡大傾向を示していますが、この拡大傾向は、サプライチェーンによるボトルネック緩和並びに強い需要に支えられた結果と言えるでしょう。
コロナウィルス亜種オミクロン株(最新型)は、現在世界中で急速に広まっており、本日月曜日の時点で世界の感染者数は2億9千万人を記録しています。再び投資家達は、コロナウィルス亜種オミクロン株の経済への影響に対して敏感になって来ています。

原油価格は、コロナウィルス亜種オミクロン株の台頭が需要心理に対して影響を与えたにも関わらず、リビアでの生産量が減少した事を受け、高値で取引される形で2022年新年を迎えました。先週土曜日、リビアの国営石油会社は、主要パイプライン、メンテナンス作業のため、1週間にわたり日量20万バレルの減産を行うと発表したばかりです。

現在、原油生産量が議論されるであろう火曜日のOPEC+会議に注目が集まっています。一方、原油アナリストは、コロナウィルス亜種オミクロン株台頭が回復しつつある燃料需要に影響を与える可能性がある事から、2022年の価格予想の引き下げを実施しました。

今週の注目事項

水曜日
FOMC議事録発表

木曜日
セントルイス連銀CEO・ジェームズ・ブラード氏が米国経済と金融政策表明予定

金曜日
サンフランシスコ連銀総裁兼CEO・メアリー・ダリー氏、金融政策表明予定

土曜日
ECB・イザベル・シュナーベル理事演説